コーチと行う確実に効果が出るメンタルトレーニング4カ条

メンタルトレーニングとは文字通り心を鍛える方法です。人は実力を持っていても心が伴わない限りその能力を存分に発揮できません。練習試合や、模擬試験ではいい成績を収めていても、いざ本番となると実力の半分も出せない人は巨万(ごまん)といるのです。

このような人々は自分の実力に対する不安を過度に意識してしまうことで、本来備わっているパフォーマンスが発揮できずにいます。逆に、この心に巣食う不安を除き、常にハイパフォーマンスを実現出来ている人たちもいます。

その差こそがメンタルの差だと言えます。パフォーマンスは同じでも心のありようの違いだけで、実力は雲泥の差となってしまうのです。しかし、今の時代にあってなお、前時代的な勉強方法が主流を占めています。ようはメンタルトレーニングはいまだに軽視されているのです。

人間の脳の性能に大差はありません。天才と呼ばれる人たちはたまたま興味をそそる分野に特化した人たちか、自然とメンタルトレーニングを習得した、または、メンタルコーチがいたかのどちらかです。

自分の現在行っている分野に対してオタクと言えるほどのめり込めんでいるのであれば、メンタルコーチは必要ないでしょう。しかし、そこまでの意欲やモチベーションはないけれども、自分自身の専門分野でハイパフォーマンスを上げて行きたいという人でしたら、メンタルコーチをつけることをお勧めします。

本日の記事ではメンタルコーチがどのように、メンタルトレーニングを行って行くかについてご説明させていただきます。

1.意志力を高めるメンタルトレーニング

意志力

メンタルコーチをつけることで意志力を高めることが出来ます。

メンタルトレーニングにおいて意志力はとても重要な要素となりえます。それは、意志力を鍛えることで、試合や試験中に失敗するのではないかと言うあらぬ妄想に支配されることがなくなるからです。また、試合や試験に臨む段階での継続力も飛躍的に上がってくるのです。

コーチと行う意志力を高めるメンタルトレーニングの中でも特に効果を発揮することが、「心を今に在る」状態を保つことです。「心を今に保つ」とはあらぬ妄想に取りつかれ、思考を停止することから解放してくれます。

コーチングのセッションではこの部分に焦点をあて、今現在感じている感覚を本人から引き出していきます。不安や恐怖に関しても感じているままの感情を深く感じてもらうのです。自分の今現在の状況をしっかりと受け止めることで、妄想からの解放を促していきます。

ひとりで深く考えていては落ち込むだけで終わってしまうでしょう。しかし、コーチとともに内省をすることで、どんなに落ち込んでも元の状態に戻ってこれるという安心感が持てます。だからこそ、十分に気持ちを受け止める心の余裕が出来てくるのです。

そして、妄想から解放されることで、気持ちを止める枷が外れるため意志力がアップしてくるのです。

意志力を高める方法について詳しくは3日坊主を吹っ飛ばす!鋼の意志力を手に入れるための7つ知恵をご覧下さい。この記事ではセルフコーチングにて意志力を高める方法をお伝えしております。

2.感情をコントロールするメンタルトレーニング

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人前で話をする時は手のひらに人を3回書いて飲み込む。そうすると、あら不思議ますます緊張することに・・・あなたもこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?

上記の技術はNLPのアンカリングといって考え方自体は大変効果的なのですが、使い方を間違えてしまっている好例です。アンカリングとは簡単にお伝えすると、感情と行動を結びつける技術です。自分が望む感情を取り出すための行動をあらかじめ決定づけておくことで、いつでも引き出したい時に感情を引き出せる技術を言います。

詳しくは瞬間的に望む状態に自分を変えるアンカリング8ステップにてご確認ください。

上記の例では手のひらに人という字を3回書くという事は考え方としては正しいのですが、アンカリングの条件付けをするやり方が間違えています。緊張している時にアンカリングの条件付けをしてしまっては、人と書くごとに緊張感が増してしまうからです。

正しくアンカリングをするのであれば、前提としてこの上なくリラックスできる場所で条件付けを何度も繰り返すことが大切です。その点、コーチをつけてアンカリングをすることはより大きな効果を発揮すると言えます。理由は、アンカリングの条件付けの感情を最大限まで高めてくれるのがコーチの技術だからです。

とってもリラックスした状態でアンカリングの条件を設定する場合、コーチのかかわりによって、臨場感は何十倍にも達します。自分が感じる感情が深まるほどアンカリングの効果は劇的に向上します。よって、コーチをつけることは、感情をコントロールするメンタルトレーニングにおいて最適だと言えるのです。

3.臨場感を高めて達成感を味わうメンタルトレーニング

臨場感

イメージの世界の臨場感を高めることはコーチの18番(オハコ)です。人が持つ潜在意識はイメージの世界と現実を区別できない性質を持っていることが機能脳科学で実証されています。だからこそ、潜在意識は臨場感の高い方を現実として認識してしまうのです。

そして、一度、潜在意識が現実と見なしてしまうと、潜在意識はその現実に居続けようと働きつづけてくれるのです。このように潜在意識が自動的にある状態を保とうとする働きをホメオスタシスと言います。

人間の血液がおおよそ36度前後に保たれているのもホメオスタシスの働きによるものです。自らの夢や目標を臨場感たっぷりに味わいつづけることで、ホメオスタシスが味方につき、自然と潜在的な力を発揮し続けて行ってくれるのです。

そのために、コーチは徹底的にクライアントのイメージの臨場感を高め、あたかもその場所を二人で経験しているかのように誘ってくれるのです。よって、確実にホメオスタシスが味方に付き、潜在意識の能力を最大限に引き出すことが出来るようになってきます。

臨場感を高める方法にはほかにもセルフコーチングで行う方法もあります。詳しくは潜在意識を活用して最高のパフォーマンスを発揮する8つの方法をご覧ください。

4.地力を高めていくメンタルトレーニング

構造化

コーチはコーチングセッションの終わりにクライアントに対して、様々な角度から提案や挑戦を要求していきます。ただし、あくまで主導権はクライアントに預けた状態でということです。当然、クライアントは拒否も出来ますし、別の提案も出来ます。あくまでクライアントが自らの意志で決めることが大切なのです。

例えば、人前で最大のパフォーマンスを発揮できるように、毎日リラックスする時間を取り、人と言う字を3回書いて飲み込む。という提案をクライアントが受けたとします。そうすることで、提案が構造化され、日々の生活の中で行うように意識づけすることが出来るのです。

意識づけされ、クライアントがやり続けることで、習慣化されていきます。習慣化されることで、アンカリングの条件付けがよりくっきりとクライアントの潜在意識と結びつけることが出来るようになってきます。

小さな事を習慣化するということは、ひとりでも意志力が強ければ行う事は可能ですが、コーチと共に行うことでハードルはぐっと下がってくるのです。そして、いつの間にか自分自身い新たな能力が加わっていることに気が付くようになるのです。

まとめ

今回の記事ではメンタルトレーニングの重要性について書かせていただきました。メンタルトレーニングはもちろん一人で行う事も出来ます。ただし、メンタルトレーニングはコーチをつけることで飛躍的に威力を発揮していきます。

特に臨場感を伴ったイメージトレーニングはコーチと共にやることを強くおすすめします。潜在意識を味方につけるにはイメージを味方につけることが最も大切です。そのイメージの世界を最大限に広げてくれるのはコーチを置いてほかにないと言えるでしょう。

今の時代はスポーツ選手に限らず、個人でも専属のコーチを簡単につけれる時代です。もし、メンタルトレーニングに興味を持たれているのであれば、コーチをつけることも視野に入れて見てはいかがでしょうか。

 

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