コーチングとは人が後悔を残さないように生きるための支え

ジャーナリストのノーマン・カズンズはかつて、「人生の悲劇は死ではなく、生あるうちに自分の中で何かが死に絶える事です」と言いました。

同じような趣旨で、人類学者のアシュリー・モンタギューは、「人間がこうむっている最大の敗北は、なれたかもしれない存在と実際になった存在のあいだの相違で構成されている」と書きました。

3週間続ければ一生が変わるより引用

こんにちは。坪井一真です。私自身コーチとして「あなたが死を迎える時にどのようになっていたくはないですか?」という問いをクライアントの方に投げかける事があります。

みなさん真剣に考えて下さるのですが、口をそろえたかのように「後悔を残す事」と答えます。

理由を深く聞いていくと、個々の事情は様々ですが、今の自らの人生に後悔をしているからだと伝えてくれます。

コーチングとは結果的に能力が高まったり、人生に深みが増したり、やる気が高まったりという効果がありますが、私は「人が後悔を残さないように生きるための支え」だと考えています。

人は後悔を残さない道に進む事にコミットした時に初めて自らの内にある力にアクセスする事が出来てきます。だからこそ、コーチは全力でクライアントの方が後悔を残さないように関わって行くのです。

コーチングとは何か?を考えさせられた時

私がコーチになり始めて日が浅いころのお話をさせていただきますね。

その当時の私はコーチングの技術は身に着けていても、コーチとしてのあり方までは身についていませんでした。当時のクライアントさんが勇気を振り絞って崖から飛び降りる覚悟をしてくれた時に、私自身が後ずさりしてしまったのです。

その人の家族や、収入、ローンや介護、今後、現状を失った後でその人に降りかかるであろう今後を勝手に想像してしまい、手放しで応援する事が出来ませんでした。

『どうしよう?』

『もしうまく行かなかったら?』

『この人の将来に自分は責任を持てるのか?』などなど

そしてあろうことか当時の私は、『今の現状を見てよく考えなおした方がいいんじゃないですか?』という言葉が喉の奥まで出かかってしまっていたのです。

なんてことでしょう。

当時の私はコーチとして相手の可能性を信じ切れていなかったのです。しかも、私の動揺を感じ取ってクライアントさんから『大丈夫ですよ。私の人生なんですから。かずさんが責任を感じることはないですよ。』と逆に励ましてもらう始末。

本来、最もコーチに信頼してもらい、励ましてもらいたい時期にもかかわらず、私は何も出来なかったのです。

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Thinking | Flickr – Photo Sharing!

コーチの資質とは?

ほんらい人とは変化を恐れるように出来ています。変化をしなければ今の生活は明日以降も保たれるという安心感がそうさせるのです。

でも、心の底では変化を切望しているのです。しかし、今の生活が明日以降も続く保証がなくなるという恐怖に負けてしまう人が多いのです。

そして、その恐怖に足をすくわれてしまうと、次からは恐怖という妄想がもっと肥大化してしまい、あらがう事がさらに難しくなってしまいます。

さらに、恐怖に負けてしまうと、後悔という感情がずっと心の中に燻り続けてしまうのです。

変化を恐れて挑戦することを避け続けていれば当面の失敗は避けれるかも知れません。しかし、その都度、自分自身の心を裏切り続ける先に、本当の幸せは待っているでしょうか?

今の私にはそう思う事は出来ません。たとえ、挑戦の先が失敗に終わろうとも、自分の生きたいように生きれている人の顔は活力に満ちている事を知っているからです。

コーチの資質とは『その人以上にその人の可能性を信じ続けていく事』です。崖から飛び降りる事でどんな困難が待ち受けているかは誰にも分かりません。しかし、その困難を一緒に乗り越えていく事や、一緒に別の道を模索して行く事は出来ます。

1人では困難な事でも2人で歩むことでいくらでも道は開けてくる事をコーチは知っています。だからこそ、クライアントの方の視界がふさがってしまう時があっても、コーチはその人を信じ続ける事が出来るのです。

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後悔しない生き方で得られるもの

先ほど私がコーチとして何も出来なかったクライアントさんの話をしましたよね。結果的に言うと、そのクライアントさんはチャレンジをした事で何度も失敗をしてしまいました。そして、当初の目標は達成出来ませんでした。

でも、あの時の失敗から私はコーチとして『その人以上にその人の可能性を信じ続けていく事』を実践する決意をしていました。どんなに失敗しても、どんなに先が見えない時でも、コーチとしてともに帆走を続けて来ました。

結果的に、失敗を繰り返し、何度も挫折をし、もう先に進めないかもしれないという状況にも直面しましたし、当初の目標を変更しました。

でも、今は当時に思い描いていた生活よりもはるかに質の高い生活をしています。当初の目標は変更しましたが、めぐり合わせともいう偶然が重なり、当初の目標以上に充実した人生を達成しているのです。

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Success | Flickr – Photo Sharing!

まとめ

コーチをつける事でこのように必ず成功するとは限りません。しかし、自分が心から生きたい人生に舵を切る事は出来ます。また、どんなに失敗が重なり続けても、『その人以上にその人の可能性を信じ続けていく事』を実践しているコーチがいることで、ひとり悲観にくれることはなくなります。

コーチをつける事で、クライアントの方はどんな時でもいつでも自分自身の無限の可能性を信じ続ける事が出来るようになるのです。

そして、自らの人生に責任を持ち、自分の人生のハンドルをしっかりと握る事が出来るようになります。後悔しない人生を送る事で人は最高のポテンシャルを発揮する事が出来るのです。

人生の帆走者としてコーチをつける事の意義はあなたが思っている以上に大きなものになるはずです。

だからこそ、コーチングとは、「人が後悔を残さないように生きるための支え」だと今の私は考えています。

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